【百名山・石鎚山+天狗岳】土小屋から日帰り登山 2025年5月5日

百名山・石鎚山日帰り登山日記 登山日記

おつかれヤマです、マッシュです。

2025年のゴールデンウィークは百名山6座(伊吹山八経ヶ岳大台ヶ原剣山石鎚山大山)をターゲットに西日本遠征。
本記事では、3日目の午後に登った石鎚山の登山レポートを紹介します。

この日は早朝に剣山を登頂し、そのまま車で石鎚山へ移動。
土小屋登山口より登山をスタートしました。

西日本最高峰であり、鎖場が名物の石鎚山
今回はその鎖場も楽しむべく、二の鎖・三の鎖にチャレンジしながら山頂へ。

さらに滑落危険大のナイフリッジを進み、石鎚山の最高地点・天狗岳にも足を運びました。

登山道の様子を写真付きでレポートしますので、これから石鎚山に登る予定の人はぜひ参考にしてください。

石鎚山は西日本最高峰の百名山

百名山・石鎚山日帰り登山日記

石鎚山(いしづちさん)は、愛媛県にある西日本最高峰の山で、標高1,982mを誇ります。

石鎚山日本百名山の一つにも選ばれており、その厳かな雰囲気と豊かな自然が魅力です。

石鎚山の最大の特徴の一つが「鎖場(くさりば)」です。
最も長い鎖場である「三の鎖」の長さは約68メートルで、石鎚山登山の象徴的なポイントとして知られています。

山頂から危険な岩場を越えた先にある「天狗岳」は登山コースのハイライトで、変化に富んだ岩場や絶景が楽しめます。

石鎚山の主なルート

百名山・石鎚山日帰り登山日記

石鎚山にはいくつかの登山ルートがありますが、中でも代表的なのが「成就(じょうじゅ)ルート」と「土小屋(つちごや)ルート」です。

どちらのルートも山頂直下で合流し、鎖場を経て山頂を目指しますが、通過する鎖場の数には違いがあります。

成就ルートでは「試しの鎖」「一の鎖」「二の鎖」「三の鎖」の4つすべてを通るのに対し、土小屋ルートでは合流後の「二の鎖」「三の鎖」の2つのみを通ります。

土小屋ルート(所要時間:登り→2時間15分、下り→2時間)

土小屋ルートは標高約1,300メートルの土小屋から登り始めるコースで、成就ルートに比べて標高差が少なく、体力に自信のない方にもおすすめです。

自然が豊かで静かな環境の中、ゆったりと登山を楽しめます。

途中には鎖場がありますが、巻き道もあるため安心です。

成就ルートより登山者は少なめで、落ち着いた山歩きを望む方に向いています。

成就ルート(所要時間:登り→3時間、下り→2時間半)ロープウェイあり

成就ルートは石鎚山で最もポピュラーな登山道で、初心者から中級者まで幅広く利用されています。

スタート地点の成就社まではロープウェイの利用が可能で、標高1,300メートル付近まで一気にアクセスできるため、体力に自信がない方や時間を節約したい方に便利です。

成就社から山頂までは4つすべての鎖場を通るため、スリルと達成感を味わえます。

道はよく整備されており、参拝客も多いため安心して登ることができます。

石鎚山の山頂から天狗岳へのルート(山頂から15分)

百名山・石鎚山日帰り登山日記
天狗岳側から見た石鎚山山頂

石鎚山の山頂からは、さらに標高1,982メートルの「天狗岳(てんぐだけ)」へも足を延ばすことができます。

天狗岳石鎚山の最高峰で、山頂から約15分ほどの距離ですが、危険な岩場を通るため十分注意が必要なルートです。

山頂だけでも十分に満足できますが、体力と時間に余裕があれば、ぜひ天狗岳まで足を伸ばしてみることをおすすめします。

石鎚山の土小屋登山口について(今回登ったルート)

登山口へのアクセス

土小屋ルートは「土小屋 国民宿舎 石鎚」が登山口です。

登山口へは、どのルートから向かっても1時間以上の山道運転が必要となるため、車の運転だけでもそれなりに体力を消耗します。

特に国道194号から登るルートは道幅が狭く、対向車とのすれ違いが難しい区間も多いため、神経を使います。

その点、石鎚スカイライン(国道494号経由)のルートは片側1車線で道路幅も比較的広めです。

駐車場

登山口周辺には複数の駐車場が整備されており、収容台数も多いため、車でのアクセスも比較的安心です。

駐車場周辺ではスマホ電波(ドコモ)は良好でした。

石鎚山の日帰り登山レポート

登山データ

石鎚山・天狗岳 / マッシュさんの石鎚山石鎚山(天狗岳)の活動データ | YAMAP / ヤマップ

YAMAPユーザーなら上記リンクから登山データを見ることができます。

こちらのデータも参考にしてください。

土小屋登山口から鎖場まで

百名山・石鎚山日帰り登山日記

剣山に続きこの日2座目なので午後1:00スタート。

百名山・石鎚山日帰り登山日記

「土小屋 国民宿舎 石鎚」の脇を通って歩いていきます。

百名山・石鎚山日帰り登山日記

鎖場までは樹林帯の中を歩いていきます。

百名山・石鎚山日帰り登山日記

早速現れました、天狗岳です。

百名山・石鎚山日帰り登山日記

途中雪渓がいくつか残っていましたが、アイゼンなどは必要ありませんでした。

百名山・石鎚山日帰り登山日記

二の鎖元小屋の鳥居をくぐると「二の鎖」があります。

二の鎖

百名山・石鎚山日帰り登山日記

土小屋ルートでは最初の鎖場である「二の鎖」。

高さは65mあります。

足を置きにくい場所もあり、思っていたより難易度が高かったです。

百名山・石鎚山日帰り登山日記

二の鎖を登り切った場所から見た様子。

落ちたらヤバイです・・・

三の鎖

百名山・石鎚山日帰り登山日記

二の鎖」を登りきると息つく間もなく「三の鎖」が現れます。

高さは68m

一応、左が「登り」で右が「下り」らしいです。

百名山・石鎚山日帰り登山日記

三の鎖」の方が登りにくく、もしもの事態を想像してしまうくらい怖い箇所もありました。

百名山・石鎚山日帰り登山日記

三の鎖」を上から見た様子。

さすが68mは伊達じゃない。

石鎚山 山頂

百名山・石鎚山日帰り登山日記

三の鎖」を登りきるとすぐに石鎚山の山頂です。

これで百名山88座目です。

百名山・石鎚山日帰り登山日記

山頂にある山小屋が「石鎚神社頂上山荘」。

宿泊もできます。

百名山・石鎚山日帰り登山日記

山頂から見た瓶ヶ森(左)と伊予富士(右)。

百名山・石鎚山日帰り登山日記

石鎚山を象徴する景色。

もちろん天狗岳にもいきます。

天狗岳

百名山・石鎚山日帰り登山日記

天狗岳への道のりはナイフリッジな岩場を進んでいきます。

百名山・石鎚山日帰り登山日記

写真で見ると簡単そうなんですが。

百名山・石鎚山日帰り登山日記

天狗岳へ向かう稜線上の北側は真っ逆さまの崖。

百名山・石鎚山日帰り登山日記

天狗岳に到着。

狭いので混雑時は人を避けるのが怖いかもしれません。

百名山・石鎚山日帰り登山日記

今治市や西条市の街と瀬戸内海が見えます。

石鎚山の山頂よりも遮るものがなくて景色がいいです。

百名山・石鎚山日帰り登山日記

南西側の景色。

おそらく二の森というピーク。

百名山・石鎚山日帰り登山日記

天狗岳から見た石鎚山の山頂。

百名山・石鎚山日帰り登山日記

帰りの方が怖かったです。

個人的には大キレットの長谷川ピークよりも難易度は高いかなと感じました。

巻き道で下山

百名山・石鎚山日帰り登山日記

鎖場の登りと天狗岳の往復で結構疲れたので、下りは巻き道で帰ります。

巻き道の階段はとても頑丈な作り。

石鎚山の日帰り登山で使用した装備

石鎚山の日帰り登山で装備していたアイテム、もしくはリュックに収納していたアイテムの一覧です。

使用状況は、「◯=スタートから使用、△=途中で使用、×=不使用」。

種類ブランド
商品名
使用状況
ドライレイヤー(上下)ミレー
ドライナミックメッシュ ノースリーブ
ドライナミックメッシュ ボクサー
レビュー記事あり)
ベースレイヤーファイントラック
ラミースピンエア T
トレッキングパンツザ・ノースフェイス
アルパインライトパンツ
レビュー記事あり)
フリースザ・ノースフェイス
エクスペディショングリッドフリースフルジップフーディー
レビュー記事あり)
×
防風シェルザ・ノースフェイス
ベンチャージャケット
レビュー記事あり)
×
レインウェア(上下)ミレー
ティフォン ストレッチ ジャケット
ティフォン ストレッチパンツ
×
サングラスオークリー
レーダーロックパス
×
ネックウォーマースマートウール
サーマルメリノリバーシブルネックゲイター
レビュー記事あり)
×
インナーグローブファントラック
ドライレイヤーインナーグローブ
×
グローブ(薄手)ザ・ノースフェイス
L1プラスシェルグローブ
レビュー記事あり)
×
グローブ(薄手)ブラックダイヤモンド
ライトウェイトスクリーンタップライナー
×
ソックスダーンタフ
#1972 ライトハイカー
リュックパーゴワークス
バディ22
バッグパーゴワークス
スイッチL
ポーチパーゴワークス
スナップ
登山靴サロモン
スピードクロス6
レビュー記事あり)
温度計エンペックス
サーモマックス50
ファーストエイドキットシートゥーサミット
ファーストエイドドライバッグ3L
×
モバイルバッテリーCIO
SMARTCOBY Pro SLIM CABLE 10000mAh
×

石鎚山の日帰り登山まとめ

百名山・石鎚山日帰り登山日記
土小屋登山口へ下山する道。左上の方に石鎚山国民宿舎が見える。

石鎚山の登山レポートでした。

良い天気の中、土小屋登山口から二の鎖、三の鎖を登り、天狗岳まで足を延ばせたのは貴重な体験でした。

鎖場や天狗岳へ行けばスリルを味わえるし、安全に楽しみながらの登山を望むならロープウェイや巻き道も通れる。
石鎚山はいろんな登山スタイルでも楽しめる山だなと感じました。

同じ日に剣山も登ったハードな一日でしたが、四国の名峰を満喫できて充実感いっぱいです。

翌日は鳥取県の大山(弥山)に日帰り登山したので、そちらのレポートもぜひご覧ください!