おつかれ山です、マッシュです。
登山道具でこだわりたいアイテムの一つがグローブ。
グローブ選びを間違えると、寒い日の登山で指先の感覚がなくなってきてテンションがた落ち。
冬山登山に行く前に今持っているグローブを再確認してみましょう。
その際、「このグローブで寒くならないかな?」と不安を感じたら、それは極厚グローブの買い時です。
そこで今回は「ブラックダイヤモンドソロイストグローブ」を紹介します。

ソロイストグローブは、厳冬期の寒さから手を確実に守る保温力と長年使ってもヘタらない耐久性が特長。
分厚いグローブなので操作性や収納しづらいという弱点はありますが、冬山に必要な性能を十分過ぎるほど備えています。
この記事では、ブラックダイヤモンドソロイストグローブを実際に使ってみて感じたメリット・デメリットを正直レビューしていきます。
ぜひ最後まで読んでください。
僕が使っている登山道具リストも公開していますので、ぜひ参考にしてください。
ブラックダイヤモンド・ソロイストグローブ実使用レビュー
サイズ感とフィット感|手囲い24cm・手長20cmでLサイズを選択

僕の手のサイズは、手囲い24cm・手長20cm。
Lサイズを選びましたが、ちょうど良く感じています。
購入時にはMとXLも試着してみました。
Mサイズは、悪くはないけどインナーグローブをすると窮屈な感じ。
XLサイズは明らかに指先がブカブカでした。
僕が他に使っているグローブもLサイズばかりなので、もし迷ったらいつもと同じサイズを買っても大きな間違いはないです。

装着したときのフィット感は、グローブ自体にはだいぶ厚みがありますが装着すると指1本1本にしっかり密着する感じ。
暖かい感触のある柔らかい肌触りで、手にはめていてとても気持ち良いです。

装着すると手首とヒジの中間くらいまで覆われて、ドローコードを絞ることで内部の暖かい空気の漏れと外気の侵入を防いでくれます。
保温性と防風性|強風下-10℃でも指先は全然寒くない

冬山で冷たい強風にさらされて手が寒いと感じたときにソロイストグローブを装着すると、たちまちに暖かく感じます。
実際に使わなくてもリュックに入っているだけでとても大きな安心感があります。
冬山だと標高2,000m程度でも−10℃くらいの気温になることはよくありますが、ソロイストグローブをしているとまったく寒さを感じません。
冬山で強風が吹けば体感温度は一気に下がります。
ソロイストグローブの対応温度域は−29℃。
ちょっとやそっとの寒さでは、内部に冷気はまったく伝わってきません。

休憩中で体を動かしてないときでも寒くならなかったです
注意点として、ソロイストグローブは保温力の高さゆえに中途半端な寒さだと暑くて手汗をかきやすいです。
汗で濡れたら行動中はなかなか乾かないので、汗冷えには気をつけましょう。

ちなみに僕は冬でもバイクに乗っていますが、その際いつもソロイストグローブを使っています。
気温0℃〜5℃、時速60km〜100kmくらい出してもまったく寒くないです。
操作性|ポール・ピッケル操作は問題ないが、細かい作業は苦手


トレッキングポールやピッケルの操作については、素手や薄いグローブよりは握りにくいですが、ソロイストグローブを付けていても問題なくできます。
手のひらのゴートレザーが滑り止めにもなってくれます。

ソロイストグローブほど分厚いグローブだとさすがに細かい作業は苦手で、アイゼンのストラップ調整などは非常にやりづらいです。
ストラップを掴んで通すくらいはできますが、最後の締め具合の調整や余った端末の処理ができません。


スノーシューについては、ボアフィットやラチェットのベルトはソロイストグローブをしたままでも可能です。
僕が持っているMSRライトニングアッセントのパラゴンバインディングは、足を入れるだけで装着できるので厚手のグローブをしているときは助かります。
カカトのストラップが少し締めづらいですが、頑張ればできるといった感じです。

ドリンクを飲むくらいなら装着したままできますが、行動食を食べるときは包装から出しづらいです。

どうしてもソロイストグローブを外さなくてはいけないときは、なるべく岩の陰など風当たりの弱い場所で外しましょう。
さらにインナーグローブをしていれば手が冷えるまでの時間を稼げます。
僕は、インナーグローブにはブラックダイヤモンドライトウェイトスクリーンタップライナーを使っています。
春や秋などは単体でも使えるし、薄手のグローブなのでインナーに装着していても窮屈感がありません。
耐久性|ポール・ピッケル操作を繰り返してもヘタりにくい

手のひらのゴートレザーによる補強はかなり強くて、トレッキングポールやピッケルを繰り返し握っても全然ヘタりません。
とんがってる岩を掴んだりしても生地が破れそうな気配はまったくないです。

僕はソロイストグローブの前モデルであるソロイストフィンガーを5年ほど使用していましたが、手のひらが傷んでくる気配はまったくありませんでした。
冬山は足元が不安定な分だけ手元に力が入ることが多いですが、特に力が入りやすい親指と人差し指の間はレザーがプラス1枚補強されています。
携行性|リュック収納時はかさばるのでパッキングに工夫が必要

ソロイストグローブは保温性を重視した厚手の構造なので、リュックに収納すると超かさばります。
いざリュックに収納しようと隙間に押し込んでも意外と入らないので、パッキングには工夫が必要です。
リュックの外にぶら下げておくと中に雪が入ってくるし、グローブ自体が冷えてしまうので装着したときに冷たくて体温が奪われてしまいます。
やはり収納はリュック内が適しているので、リュックの収納スペースは事前に考えておきたいですね。
スマホ操作|タッチスクリーン非対応は残念

素晴らしい保温性能を持つソロイストグローブですが、残念ながらスマホのタッチスクリーンには対応していません。
保温性と防風性に全振りしたグローブといった感じです。

僕はタッチペンをすぐに使える位置にぶら下げながら行動しています。
写真を取るくらいならグローブを外さずにタッチペンだけでもできます。
次回のモデルチェンジでタッチスクリーン機能が追加されることを期待ですね。
ブラックダイヤモンド・ソロイストグローブのスペックと外観
スペック
| 商品名 | ブラックダイヤモンド ソロイストグローブ |
| 用途 | 冬山登山・厳冬期登山・雪山縦走・アルパインクライミング |
| アウターシェル | 100%リサイクルポリエステル DWR(耐久撥水)加工「GTT Empel」 |
| 中綿(甲側) | プリマロフトゴールドクロスコア(170g/m2) |
| 中綿(手のひら側) | プリマロフトゴールド(133g/m2) |
| 防水透湿素材(ライナー) | BD.dry |
| 手のひら | ゴートレザー(山羊革) |
| スマホ対応 | タッチスクリーン非対応 |
| サイズ展開 | XS / S / M / L / XL |
| ペア重量(Mサイズ) | 261g |
| 使用温度帯(参考) | −9℃〜−29℃ |
全体の外観

カラーはブラックとダークカリー。
僕は全体的にブラックのアイテムが多いので、今回はあえてダークカリーを選んでみました。
アウターシェルは100%リサイクルポリエステルで耐久撥水加工

アウターシェルの素材は100%リサイクルポリエステル。
撥水性が長持ちするDWR(耐久撥水)加工が施されています。
インナー(中綿)にはプリマロフトゴールドクロスコア


インナー(中綿)にはダウン並みに暖かく濡れにも強いプリマロフトゴールドを使用。
甲側の方がプリマロフトの量が多いのでより暖かくなっています。
インナーは取り外し可能

インナーは取り外し可能。
汗などで中が濡れてしまった場合は乾かしやすいです。
インナーとアウターは面ファスナーで固定されていて、素早い着脱が難しいので行動中に外すと少し面倒。
ライナーはBD.Dry防水インサート

シェルの内側にあるライナーはブラックダイヤモンド独自の防水透湿素材であるBD.Dry。
手のひらは摩耗に強いゴートレザー

手のひらは摩耗に強いゴートレザー製。
特に負担のかかる親指と人差し指の間はさらに補強されています。
手口のドローコード

両手にグローブを装着したままでもワンアクションで操作できるドローコード。
両手の中指にカラビナループ

両手の中指にはカラビナループが付いています。
TPU製のナスカンで連結できる

TPU製のナスカンで左右のグローブを連結できます。
Lサイズの実測ペア重量は279g

僕が持っているソロイストグローブ(Lサイズ)の重量を実際に測ってみたら279g(ペア)でした。
ブラックダイヤモンド・ソロイストグローブはこんな人におすすめ

ブラックダイヤモンドソロイストグローブは、「手が冷える不安を確実になくしたい」かつ「雑に使っても大丈夫な耐久性のあるグローブが欲しい」人におすすめ。
ソロイストグローブの強みは、最新の機能や軽さではなく、「厳冬期登山で安心できる暖かさ」と「繰り返しの使用にもヘタらない耐久性」です。

インナーの保温材には分厚いプリマロフトゴールドを使用。
化繊なので濡れても保温力が落ちずに極寒でも手の温かさをキープしてくれます。

トレッキングポールかピッケルなど、常に何かを握っていても生地が傷まず長く使える耐久性を備えています。
ブラックダイヤモンド・ソロイストグローブのレビューまとめ

今回は、ブラックダイヤモンドソロイストグローブをレビューしてきました。
ソロイストグローブなら厳冬期でもすぐに手を温めてくれて、寒さへの不安を払拭してくれます。
リュックに入ってるだけでも安心できるアイテムなので、冬山用のグローブを探している人はソロイストグローブをぜひ試してみてください。



