【スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー】「最強の冬靴」は本当か?サイズ感や履き心地を徹底解説

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー シューズ

おつかれ山です、マッシュです。

この記事では、スポルティバ・ネパールエボGTXを紹介します。

登山を始めた頃は夏山メインだったものの、そのうち冬山にもチャレンジしたくなる。
そして、冬山に登ってみるとその美しさに魅了されハマってしまう。
冬山にハマると欲しくなるのが・・・

そう、冬靴です。

その中でも最も人気のあるモデルの一つがスポルティバ・ネパールエボGTX
ハイカットブーツにブランドカラーであるイエローをカラーリングした派手なデザインです。

マッシュ
マッシュ

雪山でイエローは間違いなく目立つ!

もちろん見た目だけではありません。

厳冬期にも耐えうる保温力
どんなデコボコ路面にもびくともしない頑丈なソール
前後にコバが付いていてワンタッチアイゼンの装着が可能。

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー

本記事では、実際に冬山でスポルティバ・ネパールエボGTXを履いてみて感じたメリット・デメリットを徹底解説していきます。
ぜひ最後まで読んでください。

メリット
デメリット
  • ソフトな履き心地
  • 冬靴にしては比較的靴ひもを結びやすい
  • ワンタッチアイゼン対応で装着感良し
  • 頑丈なソールでデコボコ路面でも安定
  • 保温材入りで足が寒くない
  • 片足で1kg以上ある重さ
  • 慣れるまでは歩きにくい
  • 舗装路を歩きにくい
  • 値段が高い
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僕が使っている登山道具をまとめた記事も公開していますので、ぜひ参考にしてください。

スポルティバ・ネパールエボGTXのレビュー

【サイズ感・履き心地】普段28.0cmでサイズ45を選択

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー

僕は普段使いのスニーカーなどは28.0cmを履いていますが、ネパールエボGTXサイズ45を選びました。

冬用の厚手ソックスを履いた状態で、幅は全体的にぴったりな感じ。
長さはつま先が少し余るくらいのベストなフィット感だと感じています。
サイズ44とサイズ46も試着しましたが、サイズ45はかかと部分のハマった感じが一番しっくりきました。

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー

手で持つとずっしり重い靴ですが、そのイメージとは裏腹につま先や甲の圧迫感は少なく、足全体はソフトに包み込まれている履き心地です。
ネパールエボGTXはつま先部分のシューレースフックが通常よりも1ピッチ多いので、それがソフトな履き心地に影響しているのかもしれません。

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー

ハイカットの冬靴なので足首の可動域が制限されている感じはあります。
逆に言えば余計なブレとか捻りを回避できることにもなるので、リスクの高まる冬山登山での安心に繋がると感じました。

【靴ひもの結びやすさ】ロック付きレースフックで甲部分と足首部分を締めわけしやすい

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー

冬靴は靴ひもが長いので、甲部分を締めたあとに靴ひもをロックするためのフックが付いていることが多いです。
このロックのしやすさは各ブランドでマチマチですが、ネパールエボGTXのフックは内側に倒すことで簡単にロックできます。

このロック付きフックD環になっていて靴ひもが外れることがないので、靴を履くたびに通す手間が省けて嬉しいです。

気になる点としては、靴ひもが長いかなと感じました。
蝶結びにしたあとに緩み防止で蝶結びの輪っかをもう一回締めていますが、それでも余ります。
靴ひもの余りが長いと枝などに引っかかりやすくなるので、注意して歩きたいところです。

【歩きやすさ】頑丈なソールはデコボコ路面でも安定して歩ける

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー

ネパールエボGTXのソールはとても頑丈で、不安定な路面でもしっかり踏み込めるといった感じ。
大きめのブロックと深い溝で刻まれたラグパターンは雪面に食い込みやすく、通常の登山靴よりもしっかりグリップします。
初めは歩きづらいこともありますが、慣らしが終わると見た目ほどゴツさを感じず安定して歩ける靴です。

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー
つま先しか掛けられない場面でもソールが下から押し上げてくれる感覚。

特に岩場での安定感は高くて、つま先しか乗せられないような狭い足場でも靴裏全体から押し上げてくれる感じがします。
この辺の感覚は3シーズン用の登山靴とは大きな違いです。

その反面、片足で約1kgあるので、軽快さはあまりありません。
体力の消耗が激しい冬山登山で、その重量はじわじわと体力を奪っていきます。

ソールが頑丈な分、足裏の返しができないので平坦な道ではとても歩きにくいです。
駐車場から登山口まで長い林道を歩くような場合はスピードを出しすぎると余計に体力を使ってしまいます。

【アイゼン装着感】ワンタッチ式に対応しているので靴との一体感が強い

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー

ネパールエボGTX前後にコバが付いたワンタッチアイゼンが装着できるモデル。
ワンタッチア式は装着後の靴との一体感が強く、その点ではセミワンタッチ式やストラップ式と比べると全然違います。

僕は以前、3シーズン用のコバが付いていない登山靴にストラップ式のアイゼンを装着していました。
ストラップ式は長く歩いているとズレてくることがありますが、ワンタッチ式はズレることなく安定した装着状態が続いてくれます。

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー

靴との一体感が強いワンタッチ式ならしっかり踏み込んでグリップできるので、岩場やトラバースなどフラットフッティングしづらい場面でも自分が思ったとおりのステップを刻めます。

【保温力】3シーズン用登山靴とはまったく違うつま先の暖かさ

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー

冬用の厚手ソックスと組み合わせることで国内の冬山であればどこに登っても対応できるレベルです。

3シーズン用登山靴だとマイナス10℃くらいで強風にさらされたり、靴の上に雪がかぶるような場面だと指先の感覚が徐々になくなってきて「ヤバイ」という感じになってきます。
その点、ネパールエボGTXは寒さはまったく感じないので、さすが冬靴だなという感じです。

保温力に関しては、ネパールエボGTXモンブランプロGTXのようなハイエンドモデルであればはっきり言って大差なくしっかり暖かいので、どれを選んでも安心して冬山に登れます。

リムーバルタングは扱いづらいので使っていない

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー

ネパールエボGTXには靴の内側に取り付ける「リムーバルタング」が付属しています。
リムーバルタングの役割は「ムレの防止」と「フィット感の向上」です。

結論言うと、僕はリムーバルタングを付けていません。

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー
リムーバブルタングを取り付けた状態。

使った感想としては、まず非常に取り付けづらいです。
面ファスナーで固定するわけですが、靴の中に入れていく途中でくっついたりして、正しい位置で固定できているのか分かりづらいです。

フィット感は出るのかもしれませんが、ネパールエボGTXはもともとフィット感がいいので、リムーバルタングを付けることで少し窮屈な感じがします。

「ムレ」に関しては、正直言ってよく分からないです。笑
冬靴を履くのは寒い日ばかりなので、靴の中のムレを感じづらく、リムーバルタングがどれほど「ムレの防止」に貢献しているのか感じづらいです。
標高が高い海外の山に登る際に、わずかなムレが残ると凍ってしまうような場面で本当の効果を発揮するのかもしれません。

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スポルティバ・ネパールエボGTXのスペックと外観

スペック

ブランド名スポルティバ(LA SPORTIVA)
商品名ネパールエボGTX(NEPAL EVO GTX)
アッパーペルワンガー社製防水レザー3mm
ライニング(保温材)GORE TEXインシュレーテッドコンフォート
ソールビブラム社との共同開発
平均重量1,040g

実測重量(サイズ45)

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー

僕が持っているサイズ45の重量を測ってみたら1,190gでした。
全サイズの平均重量が1,040gなので、それと比べると150gも重いです。

全体の外観

スポルティバのブランドカラーであるイエローが目につくデザインです。

外側のラバー部分に「LA SPORTIVA」のロゴ。

アッパー素材

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー

アッパー素材は「ペルワンガー社の高品質スエードレザー」。

ミニゲイター

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー

ミニゲイターが付いているため多少の雪なら防ぎますが、あくまで「ミニ」なので雪にズボると中に入ってきます。

3D FLEX(足首部分)

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー

3D FLEXは足首のホールド感と動きやすさをサポートするテクノロジーです。

靴ひも

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー

足の甲と足首の中間地点には倒すことで靴ひもを固定できるロック付きレースフック。
緩める際にはウェビングテープを引っぱればロックを解除できます。
つま先部分のピッチが通常よりも1つ多くすることでフィット感を向上しています。

ライニング(保温材)

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー

ライニング(保温材)には「GORE TEX インシュレーテッドコンフォート」を採用。
保温力を高め、雨や雪を防ぎながら内部のムレを逃す役割を果たしています。

アウトソール

ビブラム社と共同開発した独自のラグパターンでグリップ力アップ。

前後のコバ

ワンタッチアイゼンを装着できる前後のコバ。
アイゼンを装着していないときの歩行のしやすさも考えて、なるべく出っ張りを出さないように工夫されています。

リムーバルタング

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー

付属のリムーバルタング。
ムレ防止とフィット感向上をしてくれるとのことですが、その効果の実感は人それぞれ。

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スポルティバ・ネパールエボGTXはこんな人におすすめ

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー

スポルティバ・ネパールエボGTXは、
冬山登山を1度は経験済みで、12本爪アイゼンを使用する登山へステップアップしたい人
におすすめです。

標高の高い冬山に登るとなると、3シーズン用の登山靴では寒すぎて危険を感じる場面が増えてきます。
保温材が入ってるネパールエボGTXなら寒さから足を守ることが可能。

急斜面の雪道や岩と雪のミックスされた場所を歩くには12本爪アイゼンが必須。
ワンタッチアイゼンが取り付けられるネパールエボGTXの方がより安全に歩くことができます。

具体的な山域をあげれば「八ヶ岳、唐松岳、谷川岳などの2,000m級以上の冬山に登りたい人」にピッタリの選択肢です。

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スポルティバ・ネパールエボGTX レビューまとめ

スポルティバ・ネパールエボGTXをレビュー
燕岳山頂にて。

スポルティバ・ネパールエボGTXのレビューでした。

冬靴は快適性よりも安全性を重視したアイテム。
冬靴は重い分だけ疲れも増すので、最初は快適とは言えないかもしれません。

3シーズン用の登山靴とは歩いた感覚が違うので慣れは必要ですが、慣れてしまえば冬山では手放せない存在になります。

冬山を続けていくならネパールエボGTXを買って絶対後悔しませんので、冬山の装備はケチらず揃えましょう。
ネパールエボGTXはしっかり期待に応えてくれます。

冬山登山は雪の上を歩くことが多くて、アイゼンやスノーシューを付けていたりするのでソールの摩耗が少なく長く使えますよ。

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