おつかれ山です、マッシュです。
雨の日を好んで山に登る人は少ないと思いますが、夏休みの縦走登山などでは雨に降られることも珍しくありません。
雨が降ると必要になるのがレインウェア。
レインウェアってゴワゴワして硬めの肌触りで、特に夏は蒸れやすいのが嫌なところ。
急登では足も上げにくく、余計に疲れてしまうこともあります。
しかもシルエットがダボダボで、見た目があまりカッコよくないのも気になるところ。

「なるべく着たくない登山ウェア」でぶっちぎり1位になりそう
でも、今回紹介するティフォンストレッチパンツを履くとそのイメージはガラッと変わります。
最大の特徴は、圧倒的に高い透湿性。
運動量が多くなっても熱がこもりやすいお尻や股まわりが蒸れにくく、不快感を大幅に軽減。
もちろん防水性も高く、横殴りの雨でも内部が水が入ってきません。
生地がストレッチするので動きやすさMAX。
シルエットもスリムで、見た目もスマート。
かつてのレインパンツとは何もかも違うどころか、まるでレインパンツとは思えない快適な履き心地に仕上がっています。

この記事では、ミレーティフォンストレッチパンツを実際に登山で使ってみて感じたメリット・デメリットを詳しく解説します。
レインパンツの買い替えを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
僕が使っている登山道具リストも公開していますので、ぜひ参考にしてください。
ミレーティフォンストレッチパンツを登山で使用したレビュー
ミレーティフォンストレッチパンツを実際に登山で使ってみて感じたことを書いていきます。
サイズ感はL(XL)でやや大きめ|身長180cm・体重70kgの着用感とシルエット

僕の体型は身長180cm・体重70kgですが、ティフォンストレッチパンツのL(XL)を選んで、全体的にやや大きめに感じています。
(ちなみにティフォンストレッチジャケットはM(L)を選んでいます。)
登山をするときはトレッキングパンツとレイヤリングするので、それを考えるとちょうど良いサイズ感です。

シルエットは全体的にスリムな感じですが、ザ・ノースフェイスのアルパインライトパンツの上から履いても窮屈な感じはまったくありませんでした。
レインパンツはトレッキングパンツの上から履くのでどうしてもダボダボになりがちです。
その点、ティフォンストレッチパンツは見た目もスッキリしていて、個人的には好きなシルエットです。

ウエスト調整は腰の右側に付いているドローコードを引くだけ。
片手で簡単にフィットさせられるので便利です。

裾にもドローコードがあるので、絞れば裾が地面に着くのを気にせずに歩けます。

「L」はヨーロッパサイズで、「XL」が日本サイズになります。
ミレー公式HPではヨーロッパサイズのみの記載、Amazonでは日本サイズのみの記載なので注意してください。
高透湿×高防水!登山で快適なティフォン素材の実力

ティフォンストレッチパンツの最大の魅力は、蒸れにくさと高い防水性です。
透湿性は50,000g/m²/24h、耐水圧は30,000mm。
レインパンツの中でトップクラスの透湿性と、嵐にも耐えうる耐水圧を備えています。

長年レインウェアの定番素材といえばGORE‑TEXでしたが、最近は各メーカー独自の防水透湿素材も増えてきました。
僕も以前はGORE‑TEXのレインウェアを使っていましたが、それと比べてもティフォンの透湿性はかなり優れていると身を持って感じています。
パンツはお尻や股まわりに熱がこもりどうしても蒸れやすいもの。
蒸れが完全に無くなるわけではありませんが、ティフォンストレッチパンツは不快感がかなり少ないです。

防水性についても、今まで雨の中の登山で何度か使いましたが、内部に浸水することはまったくなし。
濡れているベンチに座ったり膝をつけたりしてみましたが浸みてくることはありませんでした。

さらに僕はバイクに乗るときもティフォンストレッチパンツを使っています。
時速60km以上出すとバチバチと雨が当たりますが、それでも中の服が濡れたことはありません。
生地を触った感じはGORE-TEXよりもかなり薄いですが、性能はむしろ向上しているので、防水性については安心して使えるレインパンツです。
柔らかい肌触りと高いストレッチ性!レインパンツとは思えない動きやすさ

ティフォンストレッチパンツは、レインパンツとは思えないほど柔らかく、非常に動きやすいのが特徴です。
GORE-TEXのレインウェアといえば、生地が硬くゴワゴワしていて動くとシャカシャカ音がする、みたいなイメージがありますが、ティフォンストレッチパンツはまるで違います。
まず触った感じは表も裏も柔らかくてまったくゴワゴワしない肌触り。
履いていて気持ちいいくらいです。
こすれたときのシャカシャカ音も静かなので、従来のレインパンツのイメージを変えてくれています。

肌触りの良さだけでも驚きなのに、さらに驚いたが生地のストレッチ性です。
ティフォンストレッチパンツは生地が伸びるので、脚を大きくあげる急登や鎖場でも、お尻や太ももに突っぱる感じがありません。
裾がずり上がってくることもなく、行動中のストレスが従来のレインパンツと比べるとかなり少ないです。
トレッキングパンツとレイヤリングしても窮屈感はなく、レインパンツを履いているとは思えない快適な履き心地です。
軽量でコンパクト!リュックの隙間にサッと収納できる

ティフォンストレッチパンツは、手のひらに乗るくらいのサイズに収納できるポケッタブル仕様。
右側のポケットの中に本体を収納してファスナーを閉めれば、小さくまとめることが可能。
レインウェアはスタッフバッグが付属することが多いですが、レインウェアを着ているときに空のスタッフバッグができてしまうのが嫌な人にとってはとても便利な機能です。

ただ、僕はポケッタブル機能は使わず、リュックの隙間にそのまま収納してしまいます。
ティフォンストレッチパンツの生地は柔らかく薄めなので、リュックに少しの隙間があれば押し込んで簡単に収納できます。
ポケッタブルだとポケットへの出し入れが少し手間に感じるので、履きたいときにすぐに履けて、不要になったらサッとしまえる「押し込み収納」が個人的には好みです。
「ポケッタブル収納」でも「押し込み収納」でも両方対応できるので、個々の登山スタイルに適した選択ができるのは隠れたメリットかなと思います。
サイドファスナーはフルオープンではなく靴を履いたままでは着脱しにくい

ティフォンストレッチパンツのサイドファスナーは膝下くらいまで大きく開く仕様ですが、フルオープンではないため登山靴を履いたままの脱ぎ履きは少しやりづらいです。
おまけにシルエットがスリムなので、余計に大変に感じました。

できないことはないですが、泥汚れが付いたり裏地を傷つけてしまう可能性があるので、靴にビニール袋をかぶせながら着脱するようにしています。
なので、個人的にはレインパンツのサイドファスナーはフルオープンが好み。
フルオープンなら着脱が簡単なので、雨が降るか降らないか微妙なときでも、「あとで脱げばいいや」と思ってスタートから履いていけます。
とはいえ、高い防水透湿性や肌触りの良さ、動きやすさをトータルで考えると、サイドファスナーがフルオープンじゃなくても山で履きたくなるのがティフォンストレッチパンツだと感じています。
一緒に揃えたい!ティフォンストレッチジャケット
ティフォンストレッチパンツとまったく同じ素材を使ったジャケットがティフォンストレッチジャケット。
パンツ同様に高い防水性・透湿性やストレッチ性を備えているので、蒸れ感はかなり少なめ。
もちろん肌触りの良さもまったく同じです。
夏山であれば防風シェルとしても兼用できるので、荷物の軽量化にもなります。
最近のULモデルと比べると特別に軽いわけではありませんが、その分だけ耐久性や保温性のバランスの取れたレインジャケットです。
レビュー記事も書いているのでぜひ参考にしてください。
ミレーティフォンストレッチパンツのスペックと外観
ミレーティフォンストレッチパンツのスペックと外観について、細部まで解説していきます。
スペック
| 商品名 | ミレー ティフォン ストレッチ パンツ |
| 素材 | ティフォン 3L ニットバック ナイロン100% |
| 耐水圧 | 約30,000mm |
| 透湿性 | 約50,000g/㎡/24h |
| 重量 | 約216g(Mサイズ) |
| 構造 | 3レイヤー(表地+防水メンブレン+ニット裏地) |
| フロントファスナー | ダブルフラップ付き、シングルファスナー |
| サイドファスナー | 止水ファスナー、膝下までオープン |
| ポケット | 右側のみ、止水ファスナー、ポケッタブル仕様 |
L(XL)サイズの実際の重量は226g

L(XL)サイズの重量を測ってみたら226gでした。
全体の外観




レインパンツのわりにはスリムですっきりしたシルエット。
生地

柔らかくしなやかでストレッチする表地。
サラッとして肌触りの良い裏地は15デニールのニット生地。
フロントファスナー

ダブルフラップ付きなので、止水ではない通常のファスナー。
リュックのウエストベルトを締めた状態でも用を足せるようにダブルスライダーの方が良かったかなと思います。
ドローコード(ウエストの調整用)


右側だけに付いています。
右手で引くだけで簡単にウエスト調整できて便利です。
ポケットとポケッタブル収納した様子

右側だけに付いており、止水ファスナーです。
内部はメッシュになっているのでベンチレーションもできそうですが、片側にしかないのであまり効果は期待してません。

ポケットを裏返して詰め込むとコンパクトに収納できます。
ポケッタブル仕様のレインパンツはあまりないので、この機能を発見したときは感動しました。
サイドファスナー


サイドファスナーは止水タイプで膝下まで大きく開きます。
登山靴を履いた状態でも脱ぎ履きは一応できますが、やりづらいです。
ビニール袋を靴にかぶせながらすると泥汚れや傷がつくのを防げます。
ドローコード(裾の調整用)


裾のドローコードを引っぱると裾口を絞れるので、裾汚れや引きずりを防げます。
「ゲイターを付ければ裾を絞る必要なくない?」と思うかもですが、蒸れるので僕はゲイターをなるべく付けたくないです。
特に夏はゲイターを付けると非常に暑いので、この機能は重宝します。
ミレーティフォンストレッチパンツはこんな人におすすめ

ミレーティフォンストレッチパンツは、「蒸れにくく防水性の高いレインパンツを探している人」や、「ゴワゴワして動きにくいレインパンツが苦手な人」におすすめです。


登山用レインパンツの中でも最強クラスの耐水圧と透湿性を備えており、強い雨でも体や内部のウェアが濡れることはありません。
さらに、蒸れやすいお尻や股まわりの不快感も大幅に軽減してくれるのが特徴です。

生地はとても柔らかく肌触りが良いだけでなく、ストレッチ性も高いため動きやすさも抜群。
レインパンツでありながら、むしろ履き続けたくなる快適さがあります。
昔のレインパンツのように「ゴワゴワして動きにくい」といったストレスはほとんど感じません。
レインパンツの「蒸れ」「ゴワつき」に悩んでいる人には、かなり満足度の高い1本です。
ミレーティフォンストレッチパンツの実使用レビューまとめ

この記事では、ミレーティフォンストレッチパンツの実使用レビューを紹介してきました。
「ティフォン(typhon)」はフランス語で台風を意味する言葉です。
その名前のとおり、「嵐のような強い雨にも耐えられる」高い防水性と透湿性を備えています。
雨の中での登山はどうしてもストレスを感じがちですが、ティフォンストレッチパンツを着用することで蒸れや不快感が少なく、快適に行動できると感じました。
防水性・透湿性・動きやすさのバランスが非常に良く、登山用レインパンツとして完成度の高い一本です。
ティフォンストレッチジャケットと上下でそろえれば、悪天候の山行でもより安心感が高まります。
今年はティフォンを相棒に、アルプス縦走してみましょう!
それでは、マッシュでした。
僕が使っている登山道具リストも公開していますので、ぜひ参考にしてください。



