おつかれ山です、マッシュです。
本記事では、南アルプス仙塩尾根を3泊4日で縦走した登山のうち、3日目・4日目の様子を紹介します。
3日目は、熊ノ平小屋から出発して塩見岳へ登頂、蝙蝠岳と小河内岳に寄り道しつつ三伏峠小屋でテント泊。
4日目は、三伏峠小屋から下山のみというプランでした。
アルプスらしい稜線歩きや百名山・塩見岳からの絶景、さらに蝙蝠岳や小河内岳といった静かな名峰も巡った充実の縦走となりました。
これから仙塩尾根を歩こうと思っている方や南アルプスでのテント泊縦走を計画している方の参考になれば幸いです。
ぜひ最後で読んでください。
1日目・2日目の記事はこちら↓↓↓
仙塩尾根テント泊縦走の行程と登山データ
仙塩尾根3泊4日縦走登山の全行程
1日目(8/31)
・自宅から約4時間かけて戸台パークへ
・戸台パークから14:00発の最終バスで北沢峠へ
・北沢峠から歩いて数分の長衛小屋でテント泊
2日目(9/1)
・長衛小屋を3:30に出発
・仙丈ヶ岳から仙塩尾根を歩いて熊ノ平小屋に14:30頃到着しテント泊
3日目(9/2)
・熊ノ平小屋を3:30に出発
・蝙蝠岳、塩見岳を経て三伏峠小屋に13:30に到着
・テント設営後、小河内岳までピストン
4日目(9/3)
・三伏峠小屋を6:30頃出発し鳥倉ゲートへ下山
・鳥倉ゲートから大鹿村の「道の駅 歌舞伎の里」までタクシー利用
・「道の駅 歌舞伎の里」から分杭峠まで徒歩、分杭峠から戸台パークまでバスで帰る予定が・・・
・分杭峠まで国道152号を歩いている途中に軽トラで通りかかった方に戸台パークまで乗せてもらうことに、本当にありがとうございました。
仙塩尾根3泊4日縦走の登山データ
北沢in鳥倉outで仙塩尾根+蝙蝠岳、小河内岳 / マッシュさんの三伏山・新蛇抜山・横川岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
YAMAPユーザーなら上記リンクから登山データを見ることができます。
こちらのデータも参考にしてください。
仙塩尾根テント泊縦走の登山レポート(熊ノ平小屋〜蝙蝠岳〜塩見岳〜小河内岳〜三伏峠小屋〜鳥倉ゲート〜仙流荘)
熊ノ平小屋を朝3:30に出発

熊ノ平小屋を朝3:30に出発するとき、農鳥岳の上にオリオン座と冬の大三角が綺麗に見えました。
夏に冬の星座が見れるとは趣があっていい景色。

塩見を目指します。
百高山・新蛇抜山(しんじゃぬけやま)

途中にある新蛇抜山(しんじゃぬけやま)。
百高山ではありますが、地図を見ていないと通過してしまいそうな地味な山です。
ルートから少し逸れたところに山頂があるので注意。

新蛇抜山の山頂から見える塩見岳。
百高山・北荒川岳

新蛇抜山からしばらく歩くと、こちらも百高山の北荒川岳。
山頂からは塩見岳がドーンと目の前に現れます。
塩見岳への急登

この日一番のハードポイントだった塩見岳への急登。

ガレ場の急登。
百高山・蝙蝠岳

急登を登り切ったところにある北俣岳分岐にリュックをデポして蝙蝠岳へ寄り道。

サロモンアクティブスキン8を装着していざ蝙蝠岳へ!

蝙蝠岳方面へ歩き始めるとすぐに岩場が現れますが、そこまで技術レベルは高くないです。

蝙蝠岳への稜線はずっと富士山を横目に歩いていけます。

蝙蝠岳への登山道は破線ルートのわりにはとても歩きやすくていい道でした。

カロリーメイト補給。
栄養補給食のド定番といえばコレ。

蝙蝠岳山頂に到着。
ここも百高山のひとつです。

1年前に登った悪沢岳(東岳)が目の前。

このあと向かう塩見岳。

小河内岳は雲の中。
蝙蝠岳〜塩見岳

蝙蝠岳から戻る道。

塩見岳への最後の登り坂。

この日最後の急登を前にマグオン補給。
百名山・塩見岳の山頂(3,000m峰制覇)

塩見岳山頂に到着。
百名山95座目。
これで3,000m峰21座をすべて登頂しました。

東峰から見る西峰。

塩見岳(西峰)。

西峰の方が平らな場所があって休憩するには適しています。
ちなみに塩見岳の山頂はスマホ電波(docomo)が入るので、タクシー予約したりできます。
塩見岳〜塩見小屋

地図で見ただけだと塩見小屋は山頂直下くらいにあると思っていましたが、実際はかだいぶ下にあります。

塩見岳の山頂直下は急な岩場です。
トレッキングポールは収納した方が無難。

山頂直下の岩場を下から見た様子。

塩見小屋。

タフグミは好きな行動食のひとつ。
グミを食べると口の中に水分が充されて幸せになれます。笑
三伏峠小屋


この日の宿営場所である三伏峠小屋。

三伏峠小屋の正面入口。

内部の様子はこんな感じ。

テント場の様子。
テント泊は2,000円でした。

水場は少し離れていて、三伏峠小屋から片道10分ほどのところにあります。
しかも沢の水を引いただけらしく、「そのまま飲めますか?」と小屋スタッフさんに聞いたら「お客様に任せています」とのこと。笑
僕はそのまま飲むドリンク用に2リットルPETを小屋で買って、夕飯用に水場で2リットル補給しました。
小屋に売ってる2リットルPETは800円。
烏帽子岳〜前小河内岳〜小河内岳

三伏峠小屋に13:30頃に着いちゃって暇なので、次の日に予定していた小河内岳にも行っちゃいます。

まずは、烏帽子岳。
百高山です。

次は前小河内岳へ。

前小河内岳。

小河内岳に到着。
ここも百高山。
今回の登山で百名山2座、百高山8座を登頂しました。
小河内岳の山頂もスマホ電波(docomo)入ります。

雲の隙間から富士山。

帰り道の前小河内岳から見た小河内岳。
山頂はガスに包まれていますが、小河内岳避難小屋が見えます。

今回の登山での塩見岳もこれで見納め。

烏帽子岳〜前小河内岳〜小河内岳の登山道は長野県側の斜面がとても急峻で、崩落箇所がいくつかありました。
三伏峠小屋の水場

水を汲んで帰ります。

三伏峠小屋の水場の様子。

2リットル補給。
この水は煮沸して夕飯に使いました。
再び三伏峠小屋

この日の夕飯は、無印のガパオです。

この日の夜のテント内の気温は17℃くらい。
シートゥサミットスパーク7Cで余裕で行けました。
三伏峠小屋のテント場もスマホ電波(docomo)入りますが、使い物にならないくらいの微弱です。
三伏山の山頂ではそこそこ電波入りました。
三伏峠小屋〜鳥倉登山口〜鳥倉ゲート

鳥倉ゲートに午前9:30にマルモタクシーを予約したので、時間に余裕をもって6時半頃に小屋を出発。

鳥倉登山口の様子。
ここから駐車場がある鳥倉ゲートまで3kmほど歩きます。

鳥倉ゲートに到着。
タクシーを9時半に予約していたのに、8:30前に着いちゃいました。笑


鳥倉ゲートの駐車場とトイレの様子。
トイレの前には水道もありますが、飲用不可の掲示あり。
鳥倉登山口と鳥倉ゲートはスマホ電波入らないので、下山後にタクシー呼ぶのは難しいです。


タクシーまで1時間待つのも暇なので、ランニングシューズに履き替えて歩き始めます。
なぜランニングシューズを持っているのかというと、タクシーは大鹿村の道の駅「歌舞伎の里」までの利用で、道の駅から分杭峠までの17kmを歩く予定だったからです。
宿営場所でのサンダル代わりも兼ねてリュックに収納していました。
大鹿村 道の駅「歌舞伎の里」

鳥倉ゲートから歩き始めて30分ほどでタクシーとすれ違い、道の駅「歌舞伎の里」まで利用。
マルモタクシーのHPには「鳥倉ゲート〜道の駅歌舞伎の里」で8,000円と書いてあったのですが、僕が先に数km歩いていたので6,400円でした。
ちなみに「鳥倉ゲート〜仙流荘」のタクシー料金は約20,000円。
節約のためにタクシー・徒歩・バスの併用で仙流荘まで戻ります。
大鹿村〜仙流荘〜焼肉食べて帰宅

道の駅でアイスを補給して国道152号線を分杭峠へ向けて歩き始めます。
道の駅を出発したのが午前9:30くらい。
4時間歩いて分杭峠14:00発のバスに乗って仙流荘まで帰る予定でした。

歩き始めて約1時間ほどのところで、軽トラで通りかかった方に仙流荘まで送っていただきました。
本当に感謝しきれないくらいの感謝です。
その方はかつてはTJARを目指していたらしく、いろんなお話ができて楽しかったです。
おかげで予定よりも圧倒的に早く仙流荘に到着、風呂(800円)に入って3泊4日の汗を流しました。

仙流荘から車で数分の焼肉屋「信州 肉刺し自慢 ジビエ焼肉宿 平家の里」でタンパク質補給です。


ゼロ磁場ホルモンと鹿ロース。

焼肉食べた後に車を運転していたら、なんか食べたくなり寄り道。
いつでもどこでも変わらぬ味の価値を再確認して無事帰りました。
仙塩尾根テント泊縦走での装備一覧
仙塩尾根テント泊縦走で装備していたアイテム、もしくはリュックに収納していたアイテムの一覧です。
種類 | ブランド 商品名 |
---|---|
ドライレイヤー | ファイントラック ドライレイヤークールT ドライレイヤーボクサー |
ベースレイヤー | ファイントラック ラミースピンエア T |
トレッキングパンツ | ザ・ノースフェイス バーブライトパンツ (レビュー記事あり) |
フリース | ザ・ノースフェイス エクスペディショングリッドフリースフルジップフーディー (レビュー記事あり) |
レインウェア(上下) | ミレー ティフォン ストレッチ ジャケット ティフォン ストレッチパンツ |
帽子 | ザ・ノースフェイス バーブキャップ (レビュー記事あり) |
サングラス | オークリー レーダーロックパス |
ネックウォーマー | スマートウール サーマルメリノリバーシブルネックゲイター (レビュー記事あり) |
グローブ | ザ・ノースフェイス L1プラスシェルグローブ (レビュー記事あり) |
グローブ | ブラックダイヤモンド ライトウェイトスクリーンタップライナー |
ソックス | ダーンタフ #1972 ライトハイカー |
リュック | グレゴリー ズール55 (レビュー記事あり) |
ポーチ | パーゴワークス スナップ |
ボトルホルダー | マムート リチウムアドオンボトルホルダー |
ボトル | ナルゲン OTFボトル |
サブバッグ | サロモン アクティブスキン8 |
トレッキングポール | ブラックダイヤモンド トレイル |
登山靴 | AKU CONERO Ⅲ GTX |
温度計 | エンペックス サーモマックス50 |
ファーストエイドキット | シートゥーサミット ファーストエイドドライバッグ3L |
モバイルバッテリー | Anker Power Bank (20000mAh, 15W) |
タオル | ファイントラック ナノタオル |
テント | ネイチャーハイク クラウドアップ2 (レビュー記事あり) |
シュラフ | シートゥサミット スパーク7C (レビュー記事あり) |
マット | サーマレスト Zライトソル (レビュー記事あり) |
枕 | シートゥサミット エアロプレミアムピロー |
ダウンジャケット | ザ・ノースフェイス サンダージャケット |
ダウンパンツ | ネイチャーハイク ダウンパンツ |
シングルバーナー | SOTO マイクロレギュレーターウインドマスター |
クッカー | エバニュー MP500 Flat Ti 400FD Cup |