おつかれヤマです、マッシュです。
日帰り登山に使うリュックって、ちょうどいいサイズ感と使いやすさがそろっていると、山行がグッと快適になりますよね。
パーゴワークスの「バディ22」と「スイッチL」は、そんな“ちょうどいい”を実感できる組み合わせ。
背負い心地がよくて荷物の出し入れもスムーズ。
セットで使ったときの便利さは、一度使うと手放せません。
今回は実際に日帰り登山で使ってみた使用感をレビューしていきます。
見た目もシンプルなので、登山以外に普段使いや通勤バッグとして使っても違和感なし。
日帰り登山用のリュックを探している人はぜひチェックしてください!
パーゴワークス「バディ22」レビュー
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日帰り登山の道具なら余裕で収納できる

バディ22は見た目は小ぶりですが、日帰り登山の荷物ならあれこれ考えずに詰め込んでも余裕で収まります。
スイッチLに行動食や小物を気軽に放り込めるのもかなり助かってます。
僕はレインパンツをフロントポケットに入れて、メイン収納部にはそれ以外のウェア類やウォーターパックを収納。
行動食やサングラスはスイッチLに入れています。
クッカーや食材を入れる場合は容量がギリギリになりますが、パッキングを少し工夫すれば十分入るサイズ感です。
軽い背負い心地で長時間歩いても快適

バディ22は660gと非常に軽量で、パッド入りのショルダーハーネスも適度な柔らかさがあり、背負い心地はとても軽やかです。
日帰り登山で8時間くらい歩いたとき、終盤でも肩などの痛みはありませんでした。
無駄な構造がない分、肩や背中にかかる負担も少なく、日帰り登山なら長時間歩いても疲れにくいのが魅力。
軽快な行動を重視する登山者にぴったりのアイテムです。
サイドポケットは背負ったままボトルの出し入れ可能

サイドポケットに収納したボトルはバディ22を背負ったまま取り出せます。
体が硬い僕でも取り出せているので、よほど硬い人でなければ大丈夫かなと。笑
ストレッチ素材のメッシュポケットでドローコードが付いているので多少の揺れで落下することはありません。
このドローコードも背負ったまま操作可能です。
「7」の字に開くジッパーは奥に入れた荷物も出し入れしやすい

バディ22の特徴のひとつであるメイン収納部の「7の字」ジッパー。
ガバッと大きく開くので奥の方に入れた荷物も簡単に取り出せます。


注意点としては、ジッパーのカーブ部分で引っかかることがあり、さらにサイドのギアループが干渉するため、開け閉めの動作がややスムーズにいかないこともあります。
背面パネルは少し蒸れやすいが、着脱可能で洗濯できるのは良い

背面パネルはシンプルなパッド構造で、夏場の登山では多少の蒸れを感じます。
ただし、この背面パネルはマジックテープで簡単に取り外しできて自宅での洗濯も可能。
僕みたいな汗かきにはありがたい仕様で、清潔を保ちやすいのは大きなメリットです。
ショルダーハーネスのポケットはスマホがピッタリ入る

ショルダーハーネスのメッシュポケットはスマホの収納場所としてはかなり快適なポジションです。
深すぎず浅すぎずで、出し入れがスムーズにできると感じました。
行動中にサッと取り出せるので重宝しますが、サイズ的にペットボトルなどドリンク用のボトルは入りません。
注意点として、ポケットの部分が幅広になっている影響で外付けのポーチやドリンクホルダーが付けられない場合があります。
自分好みの外付けポーチを付けたいという人は購入前に現物確認してみましょう。
ヒップベルトを収納すれば普段使いもしやすい

僕は通勤でもバディ22を使っていますが、その際はヒップベルトを収納しています。
見た目がスッキリして、街中でも違和感なく使えるのがいいところ。
さすが登山リュックだけあって、背負い心地は普通のデイパックよりずっと快適です。
登山も普段使いもこなせるところが、バディ22の魅力ですね。
パーゴワークス「スイッチL」レビュー
レビューの一覧
行動食やサングラスを無造作に入れられて超便利

スイッチLは行動中に頻繁に出し入れする行動食やサングラスをポンポン放り込める気軽さが最大の魅力だと感じています。

ジッパーを開ければ中身が一目瞭然で、取り出しもラク。
歩きながら使うことを前提に作られている感じがして、ストレスのない使い心地です。
ショルダーバッグにすれば宿営地での使用や普段使いがしやすい

付属のストラップを使えば、簡単にショルダーバッグとして使えるので、テント場や山小屋などの宿営地での使用、あるいは街で使用にもぴったりです。
下山後の温泉の際にも便利なので、山から下りたらバディ22から外して使っています。
バディ22に付けてファストハイクするとお腹の上で跳ねる

バディ22と固定されている部分が上部の2点だけで、下部の固定ポイントがありません。
そのため、トレイルランやファストハイクのような激しい動きにはやや不向き。
お腹の上でスイッチLが跳ねることがあり、ちょっと気になります。
歩きメインの普通の登山なら気になりませんが、スピード重視の登山では工夫が必要です。
バディ22を下ろすときに毎回外す必要があるので少し面倒

スイッチLを装着したままバディ22を下ろすことができないため、毎回フックを外す必要があります。
このひと手間が意外と面倒で、「サッとリュックを下ろしたい派」にはやや煩わしく感じるかもしれません。
とはいえ、取り外しに使うアルミフックは大きめで、グローブをつけたままでも操作できるのは嬉しいポイント。
バディ22のどの位置にスイッチLを取り付けるかによって、この手間を減らすことも可能なので、工夫次第でこの「煩わしさ」を減らせます。
パーゴワークス「バディ22」「スイッチL」 のスペック
バディ22のスペック、外観
製品名 | パーゴワークス バディ22(PAAGOWORKS BUDDY 22) |
容量 | 22L |
重量 | 660g |
素材 | 330Dナイロン |
背面パネル | 取り外し可能なパッド入り |
ハーネス | パッド付きショルダーハーネス/取り外し可能なヒップベルト |
ポケット | メイン収納、フロントポケット、ジッパー付きポケット×1、サイドポケット×2、ショルダーハーネスポケット×2 |
カラー展開 | ダークベージュ、モスグリーン、アーバングレイ |

「7の字」に開くメイン収納部のジッパー。
内部にはハイドレーションポケットもあります。

トップ部分の収納ポケット。

バックルで開け閉めするフロントポケット

サイドポケットにナルゲンOTFボトルを収納した様子。
ドローコードがあるので、落下リスクは少ない。

サイドのバンドは取り外し可能。
バンジーコードなど自分好みにカスタマイズできます。

左右にポケットがあるショルダーハーネス。
スイッチLのスペック、外観
製品名 | パーゴワークス スイッチL(PAAGOWORKS SWITCH L) |
容量 | 2L |
重量 | 150g |
素材 | ナイロンテフロンコーティング/エクストリーマグリッドナイロン |
ポケット | メイン収納、ジッパー付きポケット、バックポケット |
カラー展開 | グレイ、ブルー、ダークベージュ、モスグリーン、アーバングレイ |

メイン収納部はダブルジッパー。
内部にはポケットが2つあります。

メイン収納部の他にもう一つジッパー付きのポケットがあります。

背面部分にもポケットがあり、スマホなど薄い小物を収納できます。

ジッパータブとバックルは大きめでグローブをしながらでも操作可能です。

バディ22のショルダーハーネスにスイッチLを取り付けるとチェストバッグになります。
小物類の出し入れがしやすいので、最もおすすめな取り付け方です。

スイッチLの背面スリットにバディ22のヒップベルトを通すと、ウエストバッグとして使えます。

バディ22のサイド部分のギアループに取り付けた様子。

バディ22の外側に取り付けて拡張バッグとしても使用可能。
セットでおすすめ!パーゴワークス「スナップ」

バディ22とスイッチLの組み合わせにもうひとつ加えるなら、パーゴワークスの「スナップ」も便利なアイテムです。
スナップはリュックのショルダーハーネスに取り付けられるポーチ。

バディ22以外のリュックにも取り付け可能で、僕はスマホとサングラス、リップクリームを入れておくことが多いです。
「頻繁に使うものを手元にまとめておきたい」という人に、スナップはぜひ試してほしいアイテムです。
パーゴワークス「バディ22」「スイッチL」はこんな人におすすめ

バディ22は、日帰り登山の装備をムダなくすっきり収めたい人におすすめ。
容量は22Lとコンパクトながら、フロントポケットやサイドポケットも使いやすく、必要な道具をスマートに整理できます。
スイッチLは、行動食やスマホ、サングラスなどの小物にすぐアクセスしたい人にぴったり。
リュックをいちいち下ろさずに出し入れできるので、歩きながらの行動がとてもスムーズになります。
この2つをセットで使えば、収納力と使い勝手が大幅にアップ。
荷物の整理とアクセスの良さを両立できるので、日帰り登山がより快適になります。
パーゴワークス「バディ22」「スイッチL」のレビューまとめ

バディ22とスイッチLでそれぞれメリ・デメはあるものの、この2つをセットで使ったときの相乗効果は抜群、収納力と機動力が格段にアップします。
必要なものにすぐ手が届き、歩行中のストレスが激減するので、日帰り登山をより快適に、より自由に楽しみたい人にぴったりの組み合わせです。