おつかれヤマです、マッシュです。
2025年のゴールデンウィークは百名山6座(伊吹山、八経ヶ岳、大台ヶ原、剣山、石鎚山、大山)をターゲットに西日本遠征。
本記事では、遠征最終日に登った伯耆大山(ほうきだいせん)の登山レポートをお届けします。
石鎚山を下山したその夜は、高速道路のサービスエリアで車中泊。
翌朝、鳥取県の夏山登山口まで移動し、仮の山頂である弥山(みせん)を目指して登山をスタートしました。
この日は小雨がぱらつくあいにくの空模様でしたが、山頂からは雲の切れ間に眼下の景色をかろうじて望むことができ、ダイナミックな山容を堪能できました。
中国地方最高峰であり、独特の火山地形が印象的な伯耆大山。
本記事では、登山道の様子や山頂からの眺望、当日の装備などを紹介しています。
これから伯耆大山に登る予定の方は、ぜひ参考にしてください。
伯耆大山は中国地方最高峰で百名山にも選ばれている

伯耆大山(ほうきだいせん)は、標高1,729 m・中国地方最高峰の火山で、日本百名山にも選ばれる名峰です。
最高地点の剣ヶ峰へ続く稜線は、崩落が激しく危険なため現在立ち入り禁止となっており、実質的な山頂は標高1,709 mの弥山になります。
また登山道では、ブナ林や断崖の火山地形、高山植物が見られ、頂上からは日本海や宍道湖など大パノラマが広がります。
山岳信仰の歴史も深く、「伯耆富士」とも呼ばれる美しい円錐形が魅力の山です。
伯耆大山の夏山登山口について(駐車場、トイレ、電波)

- 駐車場:南光河原駐車場
- 収容台数:おおよそ50台程度(ハイシーズンの休日は早朝から満車の可能性あり)
- 設備:登山者向けの公衆トイレあり
- 通信環境:docomoのスマホ電波は良好
- 周辺施設:駐車場のすぐ近くにモンベル大山店あり
伯耆大山の日帰り登山レポート
登山データ(夏山登山ルート)
大山(弥山) / マッシュさんの大山(弥山)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
YAMAPユーザーなら上記リンクから登山データを見ることができます。
こちらのデータも参考にしてください。
夏山登山口から六合目避難小屋まで


夏山登山ルートの一合目、二合目。
このルートは最初から最後までとても整備されていて歩きやすいです。


三合目、四合目。
六合目避難小屋までは林の中を歩いて行きます。

たまに展望が開けます。
六合目避難小屋

六合目避難小屋の外観。

六合目避難小屋の内部。
泊まるには少し狭いですが、内部は綺麗です。

六合目からは反対側の稜線が見えます。

六合目から見える景色。
六合目避難小屋から山頂

六合目付近で少し残雪がありましたが、アイゼン・チェンスパは使っていません。
登りはキックステップ、下りはカカト落としでクリアできました。

七合目あたりから木々が低くなって展望が開け始めました。

八合目。

八合目付近から見える剣ヶ峰と弥山。

九合目まで登るとあとは木道です。

この日は小雨で曇ってましたが、下界の景色はよく見えました。
島根半島と美保湾がよく見えます。
山頂

大山(弥山)山頂、百名山89座目です。

立入禁止の剣ヶ峰方向。
冬は登ってる人がいるみたいですが(笑)
大山頂上避難小屋

山頂直下に大山頂上避難小屋があります。

もはや避難小屋の域を超えて普通の山小屋です。

中もとても綺麗。
伯耆大山の日帰り登山で使用した装備
伯耆大山の日帰り登山で装備していたアイテム、もしくはリュックに収納していたアイテムの一覧です。
使用状況は、「◯=スタートから使用、△=途中で使用、×=不使用」。
種類 | ブランド 商品名 | 使用状況 |
---|---|---|
ドライレイヤー(上下) | ミレー ドライナミックメッシュ ノースリーブ ドライナミックメッシュ ボクサー (レビュー記事あり) | ◯ |
ベースレイヤー | ファイントラック ラミースピンエア T | ◯ |
トレッキングパンツ | ザ・ノースフェイス アルパインライトパンツ (レビュー記事あり) | ◯ |
フリース | ザ・ノースフェイス エクスペディショングリッドフリースフルジップフーディー (レビュー記事あり) | × |
防風シェル | ザ・ノースフェイス ベンチャージャケット (レビュー記事あり) | × |
レインウェア(上下) | ミレー ティフォン ストレッチ ジャケット ティフォン ストレッチパンツ | ◯ |
サングラス | オークリー レーダーロックパス | × |
ネックウォーマー | スマートウール サーマルメリノリバーシブルネックゲイター (レビュー記事あり) | × |
インナーグローブ | ファントラック ドライレイヤーインナーグローブ | × |
グローブ(薄手) | ザ・ノースフェイス L1プラスシェルグローブ (レビュー記事あり) | ◯ |
グローブ(薄手) | ブラックダイヤモンド ライトウェイトスクリーンタップライナー | × |
ソックス | ダーンタフ #1972 ライトハイカー | ◯ |
リュック、サブバッグ | パーゴワークス バディ22、スイッチL (レビュー記事あり) | ◯ |
ポーチ | パーゴワークス スナップ | ◯ |
トレッキングポール | ブラックダイヤモンド トレイル | ◯ |
登山靴 | サロモン スピードクロス6 (レビュー記事あり) | ◯ |
温度計 | エンペックス サーモマックス50 | ◯ |
ファーストエイドキット | シートゥーサミット ファーストエイドドライバッグ3L | × |
モバイルバッテリー | CIO SMARTCOBY Pro SLIM CABLE 10000mAh | × |
伯耆大山の難易度・体力度(結論、初心者にもおすすめ)

伯耆大山(弥山までの往復ルート)は、道がよく整備されていて歩きやすく、初心者でも安心して登れる山です。
難易度と体力度を★5段階で表すと、
- 難易度:★☆☆☆☆(1/5)
- 体力度:★★☆☆☆(2/5)
って感じです。
スタートからそこそこ登りが続きますが、急すぎる場所や危険なところはなく、階段や木道中心で歩きやすいです。
しっかり休憩しながら登れば、体力に自信がない人でも大丈夫!
「初めて百名山にチャレンジしてみたい」「景色を楽しみながらのんびり登りたい」って人にもぴったりの山です。
伯耆大山の日帰り登山まとめ

今回は中国地方最高峰・伯耆大山を日帰りで登ってきました。
弥山までのルートは整備が行き届いていて、急登はあるものの危険な箇所は少なく、登山初心者でも安心して楽しめるコースでした。
小雨の中の登山でしたが、雲の切れ間から眼下に広がる街と日本海の景色が見れて嬉しかったです。
この記事がこれから伯耆大山に登る予定の方の参考になれば幸いです。