【百名山・羊蹄山(蝦夷富士)】京極コースで日帰り登山 2025.6.9

百名山・羊蹄山(北海道)日帰り登山日記 北海道・東北・新潟

おつかれヤマです、マッシュです。

3年連続の北海道へ。
今年は新日本海フェリーに自家用車を乗せ、車中泊での遠征です。
レンタカーと比べると車中泊しやすいし、飛行機と違って荷物は整理しなくていいし、フェリーで来るのもメリット多いです。

今回の遠征では、羊蹄山、トムラウシ山、旭岳(大雪山)の3座に登りました。
本記事では、蝦夷富士こと羊蹄山の登山レポートを紹介します。

早朝4時に小樽港にフェリーが到着、そのまま京極登山口へ直行!

天気は超快晴!
序盤は森の中をひたすら登り、9合目あたりまでは景色がなかなか見えませんが、山頂を含めてお鉢巡りは大パノラマ!
最高の景色でした。

本記事では、登山道の様子や山頂からの眺望、当日の装備などを紹介しています。
これから羊蹄山に登る予定の人は、ぜひ参考にしてください。

トムラウシ山の日帰り登山レポートはこちら

羊蹄山とは?北海道を代表する美しい独立峰

羊蹄山日帰り登山日記

羊蹄山(ようていざん)は、北海道虻田郡倶知安町などにまたがる標高1,898mの成層火山で、「蝦夷富士(えぞふじ)」の愛称で親しまれています。
富士山を思わせる美しい円錐形の姿が特徴で、四季を通じてその雄大な景観を楽しめることから、多くの登山者や観光客に人気があります。

山頂には直径約700mのお鉢(火口)が広がっており、稜線をぐるりと巡る「お鉢巡り」では360度の大展望を楽しむことができます。
特に晴天時には、日本海やニセコ連峰、洞爺湖、遠く大雪山系まで望むことができる絶景スポットです。

日本百名山にも選ばれており、夏の登山や秋の紅葉、そして冬には周辺でスキー・スノーボードを楽しむ人々でにぎわう、北海道を代表する山のひとつです。

羊蹄山の主な登山ルート

羊蹄山日帰り登山日記(登山ルート)
地図の引用元:YAMAP

羊蹄山には複数の登山口があり、それぞれに特徴があります。
体力や経験、楽しみたい景色によってルートを選ぶことができます。ここでは代表的な4つのルートを紹介します。

京極コース

最も多くの登山者が利用する人気ルート。
標高差は約1,600mと大きいものの、道が整備されていて歩きやすく、登山初心者でも挑戦しやすいのが特徴です。
水が豊富な「ふきだし公園」が近くにあり、登山後の立ち寄りスポットとしてもおすすめ。

真狩コース

登山道が長く、標高差も大きいため体力勝負のルート。
途中から視界が開け、山頂に近づくにつれて羊蹄山ならではの大きな火口や広大な景色が楽しめます。静かな山歩きをしたい人に向いています。

比羅夫(ひらふ)コース

ニセコ方面からアプローチできるルートで、観光地から近くアクセスしやすいのが魅力。
登山道はやや急登が多いですが、途中で景色が開けるポイントもあり、メリハリのあるルートです。

喜茂別(きもべつ)コース

最も距離が長いルートで、山頂までの道のりはタフですが、登山者が少なく静かな山旅を楽しめるのが魅力。自然豊かな森を抜け、ゆったりと山頂を目指すことができます。

京極コース登山口の基本情報

駐車場

羊蹄山日帰り登山日記(京極登山口駐車場)

登山口付近に小さな駐車スペースがありますが、収容台数は詰めても20台に満たない程度です。
週末やハイシーズンはすぐに満車になる可能性が高いので、早めの到着がおすすめです。

トイレ

登山口周辺にはトイレが見当たりませんでした。
事前に京極温泉やコンビニなどで済ませておくと安心です。

スマホ電波の通信環境(docomo)

docomo回線は登山口で電波が良好に入ります。

羊蹄山(蝦夷富士)の日帰り登山データ

羊蹄山 京極ルート / マッシュさんの羊蹄山(北山)真狩岳羊蹄山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

YAMAPユーザーなら上記リンクから登山データを見ることができます。

こちらのデータも参考にしてください。

羊蹄山(蝦夷富士)の日帰り登山レポート

新日本海フェリー(新潟から小樽)

羊蹄山日帰り登山日記(新日本海フェリー)

新日本海フェリーは北海道バイクツーリングをした2015年以来10年ぶり。

羊蹄山日帰り登山日記(新日本海フェリー)

新潟を出港したのが昼12:00、小樽に着くのが翌朝4:00。
約16時間の船旅です。
「長過ぎて暇すぎる」と思われがちですが、半分近くは寝ているし、酒飲みながらダウンロード済みのNetflix見てればあっという間です。
ちなみにスマホ電波はほぼ入りません。

羊蹄山日帰り登山日記(新日本海フェリー)

早朝の小樽港。

京極登山口

羊蹄山日帰り登山日記(京極登山口)

小樽港から約1時間半で京極登山口に到着。

1合目から9合目まで

羊蹄山日帰り登山日記(京極登山口)

登山スタート。
知床や日高にヒグマが多く出没しそうなイメージですが、羊蹄山付近も普通にヒグマの生息域なので、クマ対策必須です。

羊蹄山日帰り登山日記(登山道)

羊蹄山はどのコースも7合目付近まではずっと樹林帯の中で景色見えません。

羊蹄山日帰り登山日記(登山道)

7合目あたりから景色がちらほら見える場所も出てくる。

羊蹄山日帰り登山日記(登山道)

これぞ独立峰の景色。

羊蹄山日帰り登山日記(登山道)

9合目付近の岩場。
ここを登ればお鉢に着きます。

真狩岳〜羊蹄山

羊蹄山日帰り登山日記(お鉢巡り)

お鉢に出ました。
天気最高。

羊蹄山日帰り登山日記(お鉢巡り)

羊蹄山の火口。
6月9日ですが、まだまだ雪が残っています。

羊蹄山日帰り登山日記(真狩岳)

真狩岳(まっかりだけ)山頂。

羊蹄山日帰り登山日記(山頂)

真狩岳から羊蹄山はすぐ近く。

羊蹄山日帰り登山日記(山頂)

羊蹄山の山頂に到着。
これで百名山90座目です。

羊蹄山日帰り登山日記(山頂)

洞爺湖。

羊蹄山日帰り登山日記(山頂)

尻別岳(1,107m)。

お鉢巡り

羊蹄山日帰り登山日記(お鉢巡り)

山頂の反対側まで歩いてきました。

羊蹄山日帰り登山日記(お鉢巡り)

南側の景色。
真狩村(手前)と洞爺湖。

羊蹄山日帰り登山日記(お鉢巡り)

手前の街はニセコ町。
奥に見える雪が残っている山はおそらく狩場山(1,520m)。

羊蹄山日帰り登山日記(お鉢巡り)

ニセコアンヌプリ(1,308m)とニセコのスキー場。
手前に見える小屋は羊蹄山避難小屋。

羊蹄山日帰り登山日記(お鉢巡り)

真狩コースの分岐。

羊蹄山日帰り登山日記(お鉢巡り)

倶知安町は他の街と比べるとデカいです。

羊蹄山日帰り登山日記(お鉢巡り)

まもなくお鉢も一周。
京極コースの分岐へ戻ります。

無事、下山

羊蹄山日帰り登山日記(京極登山口駐車場)

昼過ぎくらいに無事下山。
7合目付近から下はまったく景色が見えないので正直飽きました。笑

下山後の温泉とジンギスカン

羊蹄山日帰り登山日記(川上温泉)

登山口から近い場所に「京極温泉」があり、下山後に立ち寄るのに最適ですが、この日は定休日だったので、少し離れた「川上温泉」に行きました。

羊蹄山日帰り登山日記(ジンギスカン)

「ジンギスカン 噴出しガーデン」で昼ごはん。
おいしいですが、肉が細切れで少し物足りなかったかなぁ。笑

羊蹄山(蝦夷富士)日帰り登山での装備一覧

羊蹄山(蝦夷富士)の日帰り登山で装備していたアイテム、もしくはリュックに収納していたアイテムの一覧です。

種類ブランド
商品名
ドライレイヤー(上下)ミレー
ドライナミックメッシュ ノースリーブ
ドライナミックメッシュ ボクサー
レビュー記事あり)
ベースレイヤーファイントラック
ラミースピンエア T
トレッキングパンツザ・ノースフェイス
アルパインライトパンツレビュー記事あり)
フリースザ・ノースフェイス
エクスペディショングリッドフリースフルジップフーディー
レビュー記事あり)
防風シェルザ・ノースフェイス
ベンチャージャケットレビュー記事あり)
レインウェア(上下)ミレー
ティフォン ストレッチ ジャケット
ティフォン ストレッチパンツ
帽子ザ・ノースフェイス
バーブキャップレビュー記事あり)
サングラスオークリー
レーダーロックパス
グローブザ・ノースフェイス
L1プラスシェルグローブレビュー記事あり)
グローブブラックダイヤモンド
ライトウェイトスクリーンタップライナー
ソックスダーンタフ
#1972 ライトハイカー
リュック、サブバッグパーゴワークス
バディ22スイッチLレビュー記事あり)
ポーチパーゴワークス
スナップ
ボトルホルダーマムート
リチウムアドオンボトルホルダー
ボトルナルゲン
OTFボトル
トレッキングポールブラックダイヤモンド
トレイル
登山靴サロモン
スピードクロス6レビュー記事あり)
温度計エンペックス
サーモマックス50
ファーストエイドキットシートゥーサミット
ファーストエイドドライバッグ3L
モバイルバッテリーCIO
SMARTCOBY Pro SLIM CABLE 10000mAh

羊蹄山(蝦夷富士)京極コースの体力レベル・技術レベル

羊蹄山日帰り登山日記(京極登山口駐車場)

羊蹄山京極コースは、総合的に「体力的にはタフだが、技術的には登りやすいコース」です。

体力レベルと技術レベルを★5段階で表すと、

  • 体力レベル:★★★☆(4/5)
    標高差は1,400m超、歩行距離10km超と長いため体力的にはハードです。
    急登が続く区間もあり、日帰り登山の中でもかなり登りごたえがあります。
    登山初心者でも登れますが、体力のある人向け。
  • 技術レベル:★★☆☆☆(2/5)
    登山道はよく整備されており、危険な岩場や鎖場はありません。
    道迷いのリスクも少なく、技術的にはそれほど難しくありません。
    ただし長時間の登り下りに対応するため、ペース配分や体力管理が必要です。

京極コースは標高差が大きく体力的にはハードですが、登山道は整備されていて危険箇所も少ないため、技術的には比較的登りやすいコースです。