平標山・仙ノ倉山 果てしない稜線を求めて 2022.4.19

北海道・東北・新潟

今年の正月にチャレンジするも腰まで埋まるくらいの積雪を前に途中で断念した平標山に登ってきました。

今回はさすがに雪もだいぶ溶けて頂上まで行けるだろうと思って欲張って仙の倉山までいく予定で出発しました。

やはり目当ては谷川岳と繋がる三国山脈の稜線の景色を堪能することでしたが・・・

平標山と仙ノ倉山ってどんな山?

平標山仙ノ倉山三国山脈谷川連峰のひとつで万太郎山を経由して谷川岳まで縦走できますが、日帰りするのはなかなか大変なので途中にいくつかある避難小屋に泊まるか、早朝スタートからのピストンですね。

もしくは谷川岳の肩ノ小屋に泊まるのも良さそうです。

谷川連峰の景色は最高に素晴らしいので行く価値大アリです!

また、新潟県と群馬県の県境になっており、ぐんま県境稜線トレイルの一部にもなっています。

冬は超豪雪地帯なので冬装備必須の難コースながら、その豪雪ゆえにバックカントリースキーヤーには人気の山です。

平標山

平標山新潟県湯沢町群馬県みなかみ町の境目に位置する1983mの山で、花の百名山、新潟百名山に選ばれています。

三国山脈谷川連峰の西の端っこに位置しています。

夏は比較的簡単に2000m近い頂上に到達でき、頂上から見える谷川連峰の稜線はとても美しく、高山植物が咲き誇ります。

登山ルートは東西南北それぞれ4方向から頂上にアクセスすることできますが、最も登山客が多いのは西側の新潟県湯沢町からのルートです。

仙ノ倉山

仙ノ倉山も同じく湯沢町とみなかみ町の県境にあります。

谷川連峰最高峰で標高は2026m、日本二百名山、新潟百名山に選ばれています。

頂上へは平標山経由で登るルートが最も一般的で往復で12kmくらいあるので少し長めです。

頂上からの景色は最高で遠く富士山まで見えます。

平標山・仙ノ倉山の難易度

登山口から平標山までは往復約8km仙ノ倉山までは約12kmです。

両方とも危険な場所はなく、特に平標山から仙ノ倉山の稜線上は軽いアップダウンで木道が整備されているので非常に歩きやすいです。

ただ雪がある時期は危険な場所もあるので注意が必要です。

平標山

体力レベル
危険レベル

仙ノ倉山

体力レベル
危険レベル

駐車場と登山口

湯沢町にある有名な苗場スキー場近くの国道17号線沿いに大きな駐車場があります。

国道を走っていくと看板もあるのでわかりやすいと思います。

関越道湯沢インターから約20km、20〜30分くらい車で走ります。

松手山を経由するルートの登山口はこの駐車場から歩いてすぐのところにあります。

平標山・仙ノ倉山 登山データ

今回は松手山経由のルートをピストンしました。

ここの近くから登れる平元新道というルートもあり、そこからだと平標山の家という山小屋を経由して登ることができます。

平標山・仙ノ倉山 / つのださんの松手山仙ノ倉山平標山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

平標山・仙ノ倉山 登山日記

駐車場近くの景色。

今日の天気は期待できそうです。

歩いてすぐの登山口。

まだ雪が残ってますが、登り始めるとすぐに無くなりました。

ちなみに今年の1月3日にチャレンジした時の様子。

さすがに登るのは無理だと思って別な場所から登りました。

しばらくこんな感じの登山道です。

そんな急な場所もありません。

二合目。

松手山名物の鉄塔が見えてきました。

鉄塔の後ろに見えるのが松手山、さらにその後ろが平標山。

新潟県のHPによると高さは120mあるそうです。

4合目〜5合目。

雪が残っている場所もあり、時々登山道を塞いでいたりクラックがあったりと危険な場所もあるので注意です。

5合目付近。

向こう側に見える山の斜面に苗場スキー場が見えます。

苗場山(右側)は雲がかかってて全部見えないですが、あいかわらずまだまだ真っ白です。

でも頂上付近は青い部分も見えてきたかな。

松手山と平標山。

晴れてるけど平標山の頂上に雲かかってるなー。

ここを登れば松手山です。

クラック注意!

怖っ!

クレパスの子分みたいなもんですね。

この坂道を登ると松手山の山頂です

松手山から少し進んだところからの平標山。

7合目とこれから登る斜面。

雪は残っている箇所もありますが、アイゼンはなくても大丈夫です。

8合目付近からの景色。

左に苗場スキー場、真ん中やや右奥に苗場山。

苗場スキー場があるのは苗場山じゃないんですね。

8合目過ぎたら空が怪しくなってきました。

松手山付近から見えたあの雲か。

9合目過ぎ。

さらにガスが濃くなってます。

残雪というか最近降った新雪って感じ。

平標山頂に到着!

期待通りのガスの中

9合目あたりから風も出てきて寒くなってきました

戻ってきた時には晴れててほしいと薄い期待をしながら一旦平標山を通り過ぎて仙ノ倉山に向かいます。

緩んだ残雪と新雪が積もっててズボズボ踏み抜いてペースが悪いです。

この平標山から仙ノ倉山へ続く道は新潟・群馬の県境になっていて、谷川岳を通って巻機山までも行けちゃいます。

遠すぎるし、秘境感満載なので静かな登山を楽しめますよ笑

仙ノ倉山に到着。

またまた期待通りの絶景

この日は途中で2人とすれ違いました

谷川岳方向。

富士山をご覧ください笑

平標山に戻ってきましたが、今日はこういう日なんだと諦めて帰ります。

左側は青空ですが、稜線の右側は雲です。

振り返ってみると頂上付近は完全にガスに襲われています。

こっちはいい天気なんですけどねー

ここまで降りてくると風はほとんどなくなって暑くなってきました。

平標山は9合目付近の稜線上に出ると風が吹いてそこから下は一気に風がやむみたいですよ。

平標山ありがとう、また来るよ。

頂上の景色が見れなくて残念でしたけど、晴れていれば息を飲む絶景が広がっているんだと思います。

次は雪がない時期に平標山の家か肩ノ小屋に泊まって谷川岳まで縦走したいと思ってます。

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