おつかれヤマです、マッシュです。
2025年のゴールデンウィークは百名山6座(伊吹山、八経ヶ岳、大台ヶ原、剣山、石鎚山、大山)をターゲットに西日本遠征。
本記事では、2日目の大台ヶ原(日出ヶ岳)の登山レポートを紹介します。
この日の朝イチで登った八経ヶ岳を下山後に1時間ほど車で移動、大台ヶ原ビジターセンターから周回ルートで歩いてきました。
終始ガスの中で真っ白な景色だった八経ヶ岳と打って変わって、この日は昼から快晴。
大台ヶ原からは素晴らしい景色を見ながらの登山ができました。
ロングルートが好きな僕にとって大杉谷ルートで登りたいところですが、時間の制約があるので百名山を制覇後に再訪したいと思っています。
登山道の様子を写真付きでレポートしますので、これから大台ヶ原(日出ヶ岳)に登る予定の人はぜひ参考にしてください。
百名山・大台ヶ原(日出ヶ岳)とは?関西屈指の絶景スポット

大台ヶ原(おおだいがはら)は、奈良県と三重県の県境に位置する山岳地帯で、標高1,695mの日出ヶ岳(ひでがだけ)が主峰です。
日本百名山の一つにも選ばれており、豊かな自然と雄大な展望が魅力の関西屈指の人気登山スポットです。
登山道はよく整備されていて、初心者でも安心して歩けるのが特徴。
特にビジターセンターからスタートする周回コースは、森林や湿原、断崖絶壁の大蛇嵓(だいじゃぐら)など、変化に富んだ風景が楽しめます。
山頂からは、晴れていれば大峰山系や熊野灘を一望できる絶景が広がり、朝日や雲海が見られることも。
日帰り登山にも最適で、春の新緑、夏の涼しさ、秋の紅葉など、季節ごとに異なる魅力を楽しめます。
登山初心者のデビューにもおすすめの、大自然を満喫できる名峰です。
大台ヶ原(日出ヶ岳)ルート概要

大台ヶ原(日出ヶ岳)山頂を目指すには、大きく分けて2つのルートがあります。
気軽に歩ける定番の「東大台ルート」と、体力勝負の本格派「大杉谷ルート」。
どちらも魅力たっぷりなので、自分の登山スタイルに合わせて選んでみてください!
東大台ルート(初心者におすすめな周回ルート)

東大台ルートは、大台ヶ原ビジターセンターを起点に日出ヶ岳や大蛇嵓を巡る定番の周回コースで、全長約9km・所要時間3〜4時間ほど。
登山道はとても良く整備されていて、初心者や家族連れでも安心して歩けます。
標高1,695mの日出ヶ岳からは大峰山系や熊野灘の大パノラマが広がり、大蛇嵓では断崖絶壁からのスリリングな景観を楽しめます。
大杉谷ルート(体力に自信ある人におすすめのロングコース)

大杉谷ルートは、日本三大渓谷の一つ「大杉谷」を遡上し、大台ヶ原まで縦走する往復約26kmの本格登山コースです。
七ツ釜滝や堂倉滝などの名瀑、いくつもの吊り橋を越えるスリルと、深い原生林の中を歩くダイナミックな自然体験が魅力。
通常は山小屋泊を伴う1泊2日で歩かれ、体力と装備が求められます。
上級者向けながら、大台ヶ原の原始的な美しさを堪能できる特別なルートです。
大台ヶ原(日出ヶ岳)の駐車場(大台ヶ原ビジターセンター)
大台ヶ原ビジターセンターへのアクセス(大台ヶ原ドライブウェイ)
登山口となる大台ヶ原ビジターセンターへのアクセスは、国道169号から分岐する「大台ヶ原ドライブウェイ」(無料)を利用して、約30分(約20km)でアクセスできます。
大台ヶ原ビジターセンターの駐車場について

登山者向けの駐車場は無料でキャパは十分なので、通常は十分な台数を収容可能です。
ただし、ゴールデンウィークや紅葉シーズンなどは午前中の早い時間に満車となり、路上駐車が発生することもあるため、早めの到着がおすすめです。
駐車場のすぐそばにある大台ヶ原ビジターセンターが東大台ルートのスタート地点です。
周辺には飲食店や売店もあり、登山前後の休憩にも便利です。
スマホ電波(docomo)は駐車場では良好でしたが、登山道に入ると圏外になりました。
大台ヶ原(日出ヶ岳)の日帰り登山レポート
登山データ
大台ヶ原山(日出ヶ岳) / マッシュさんの大台ヶ原山(日出ヶ岳)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
YAMAPユーザーなら上記リンクから登山データを見ることができます。
こちらのデータも参考にしてください。
ゴールデンウィークで駐車場は満車なので路上駐車からスタート

混雑は予想していましたが、ここまで大台ヶ原が人気あるとは思っていませんでした。
駐車場の500mほど手前に路上駐車して登山スタートです。
大台ヶ原ビジターセンターから山頂へ

大台ヶ原ビジターセンター脇から日出ヶ岳へ向けて登山道が始まります。

ビジターセンターから日出ヶ岳へ向かうルートは緩やか登山道でよく整備されているので、登山の格好をしていない人も大勢いました。

展望台がある場所が日出ヶ岳の山頂です。

スタートから15分ほどで大台ヶ原(日出ヶ岳)山頂に到着。
これで百名山86座目です。
大台ヶ原(日出ヶ岳)山頂

日出ヶ岳(1,695m)は三重県最高峰。

西側に見える景色。
午前中に登った八経ヶ岳の山頂はまだ雲の中。

天気が良いと富士山や南アルプスも見えるらしいですが、この日は霞んでます。

大杉谷ルートの登山道。
この日も僕が山頂にいる間に何人か登ってきていました。
山頂から東大台ルートを周回

山頂から見る正木峠。
ここから東大台ルートを周回します。

正木峠の周辺は遊歩道が整備されていてとても歩きやすい。

遊歩道を歩いていると太平洋も見えます。


立ち枯れした樹木が多く見られる正木ヶ原。
大台ヶ原はかつての伊勢湾台風で大きな被害に遭ったそうです。

広く開けている場所は牛石ヶ原です。
ここで休憩している人が多くいました。

大蛇嵓へ向かいます。
大蛇嵓(だいじゃぐら)からの景色

大蛇嵓はとても眺めが良い断崖絶壁。
混雑していたので先頭には行かず引き返しました。


大蛇嵓のすぐ近くにある岩に登ったらとても良い景色で八経ヶ岳もきれいに見えました。
誰もいなかったので穴場的な眺望スポットかもしれません。
大台ヶ原ビジターセンターへ下山


大蛇嵓から50分ほどで駐車場に戻ってきました。
下山した時間(13:30)でも駐車場は満車状態でした。
大台ヶ原(日出ヶ岳)の日帰り登山で使用した装備
大台ヶ原(日出ヶ岳)の日帰り登山で装備していたアイテム、もしくはリュックに収納していたアイテムの一覧です。
使用状況は、「◯=スタートから使用、△=途中で使用、×=不使用」。
種類 | ブランド 商品名 | 使用状況 |
---|---|---|
ドライレイヤー(上下) | ミレー ドライナミックメッシュ ノースリーブ ドライナミックメッシュ ボクサー (レビュー記事あり) | ◯ |
ベースレイヤー | ファイントラック ラミースピンエア T | ◯ |
トレッキングパンツ | ザ・ノースフェイス アルパインライトパンツ (レビュー記事あり) | ◯ |
フリース | ザ・ノースフェイス エクスペディショングリッドフリースフルジップフーディー (レビュー記事あり) | △ |
防風シェル | ザ・ノースフェイス ベンチャージャケット (レビュー記事あり) | △ |
レインウェア(上下) | ミレー ティフォン ストレッチ ジャケット ティフォン ストレッチパンツ | △ |
サングラス | オークリー レーダーロックパス | × |
ネックウォーマー | スマートウール サーマルメリノリバーシブルネックゲイター (レビュー記事あり) | × |
インナーグローブ | ファントラック ドライレイヤーインナーグローブ | × |
グローブ(薄手) | ザ・ノースフェイス L1プラスシェルグローブ (レビュー記事あり) | △ |
グローブ(薄手) | ブラックダイヤモンド ライトウェイトスクリーンタップライナー | △ |
ソックス | ダーンタフ #1972 ライトハイカー | ◯ |
リュック | パーゴワークス バディ22 | ◯ |
バッグ | パーゴワークス スイッチL | ◯ |
ポーチ | パーゴワークス スナップ | ◯ |
登山靴 | サロモン スピードクロス6 (レビュー記事あり) | ◯ |
温度計 | エンペックス サーモマックス50 | ◯ |
ファーストエイドキット | シートゥーサミット ファーストエイドドライバッグ3L | × |
モバイルバッテリー | CIO SMARTCOBY Pro SLIM CABLE 10000mAh | × |
大台ヶ原(日出ヶ岳)の日帰り登山まとめ

大台ヶ原(日出ヶ岳)の日帰り登山レポートでした。
標高差がないのでライトな登山でしたが、ぐるっと一周回ったらそれなりの距離を歩けて楽しかったです。
海が見える登山というだけでも気持ちいいですね。
大台ヶ原ビジターセンターから山頂まで往復するだけならちょっとしたハイキング程度。
もう少し歩きたい場合は東大台コースを周回して大蛇嵓まで。
ガッツリ登山したい人は大杉谷ルートでロングトレイル。
体力度レベル別にさまざまなルートを選べるのも大台ヶ原の魅力です。